監督:橋本光二郎

1973年生まれ。東京都出身。日本映画学校(現・日本映画大学)卒業。助監督として『あ、春』(98)『風花』(01)『陰陽師』(01)『おくりびと』(08)『あの空をおぼえてる』(08)など数々の作品に参加し、相米慎二監督、滝田洋二郎監督、冨樫森監督らに師事しながらキャリアを積む。2010年に深夜ドラマ「BUNGO -日本文学シネマ-「冨美子の足」」で監督デビュー。2011年に河合勇人監督らとともに演出を担当した連続ドラマ「鈴木先生」(TX)は高い評価を受け、ギャラクシー賞や日本民間放送連盟賞テレビドラマ部門最優秀賞などに輝く。2015年に土屋太鳳・山﨑賢人主演の『orange-オレンジ-』で長編映画を初監督すると、監督第二作『羊と鋼の森』(18)では再び山﨑賢人と組み、第13回本屋大賞を受賞した同名小説を映画化。さらに中島美嘉の名曲をモチーフとしたラブストーリー『雪の華』(19)では、登坂広臣(三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)&中条あやみを主演にむかえてフィンランドでのロケを敢行し、大ヒットを記録。次々と話題作を手がけている。

COMMENT

 若いキャストたちをいかに魅力的に撮れるか。それを日々追求しながら、一人一人と誠実に向き合って撮りました。彼らが自分の中にある大きな感情を歌にぶつける様を体現してくれたので、僕たち大人はそれを逃さないように食らいつき、カメラに収めた手応えを感じています。
 MONGOL800さんの曲はストレートな言葉と音で構成されていて、思ったことがシンプルに表に出ている印象があります。映画でも高校生たちが当事者として感じている感情や、社会と関わる中で味わう怒りや憤りを、理屈ではなく、吐き出すような熱く力強い思いとして撮ることを、何よりも優先しました。
 日本全国、世界中のあらゆるところに、彼らのような思いを抱えて音楽を志す若者たちがいるはずです。沖縄はもちろん、音楽でつながった同じ地平の物語として届いてくれたらいいなと思います。